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【Kindleオススメマンガ⑤】ゆるさを忘れてしまった大人へ『団地ともお』:小田扉(団地に暮らす小学生の、平和でほのぼのとした日常を描いたコメディ)

作品タイトル:団地ともお

著者:小田扉
出版:ビッグコミックス

[作品のあらすじ]

団地に暮らす木下ともおは、小学4年生。成績が下がり、母から、夏休みの一日の計画表を作るように言われます。友人の吉本と一緒に計画表を作り始めますが、つい遊んでしまい、このままでは計画表を作るだけで夏休みが終わる!と悩みます。

これだけは外せないものを入れようと、野球、サッカー、夏休みこどもアニメ劇場などを上げていくふたり。結局、出来上がった予定表には勉強が入っておらず、母にやり直しを命じられるのでした。

その夜、ともおは単身赴任中の父に電話で、計画表の話をします。「勉強を入れる時間がない。あとは寝る時間を削るしか・・」と泣くともお。そんなともおに、父は「遊ぶ時間けずれよ」冷静につっこむのでした。

[作品の推し所・感想]

団地に暮らす小学生の、平和でほのぼのとした日常を描いたコメディです。物語の世界や、出てくる子供や大人たちの様子にも、どこか昭和っぽい雰囲気が漂っています。主人公の木下ともおは、いかにも男子小学生という感じで、遊ぶこととバカなことで頭がいっぱいです。

こういう子、クラスにいたなあ、と、自分の子供時代を思い出して懐かしくなります。ともおは、基本バカなことばかりしているのですが、根っこのところはまともです。子供らしい子供で、愛すべき主人公です。単身赴任中の父さんのことをすごく慕っているのもほほえましいです。

たまにすごく深い哲学的な思考をすることもあり大人びた一面もみられます。クラスメイトや、同じ団地に住んでいる大人たち、ともおの行きつけのコンビニお兄さんなど、ともおを取り巻く登場人物たちも、個性的で魅力的です。

一つの巻に一話完結の短編がいくつも入っているのですが、笑える話、オチのないシュールな話、泣かせる話、カラスが主人公の話まであったり、バリエーション豊かで飽きさせません。

落ち込んだり、嫌なことがあった時にも、この漫画を読むと癒されます。ほのぼのとした中にちりばめられた独特のシュールなギャグに笑いながら、楽しく読めて、たまに泣ける、とても面白い漫画だと思います。