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【Kindleオススメマンガ①】絵柄と内容のギャップに驚いてショック超冒険ファンタジー『メイドインアビスの魅力』:つくしあきひと

作品タイトル:メイドインアビス

著者: つくしあきひと
出版:バンブーコミックス

[作品のあらすじ]

はるか昔に発見された直径約1000メートル前後の深さを持つ「アビス」と呼ばれる縦穴には、地上には存在しない摩訶不思議で凶暴な生物やオーバーテクノロジーで作られている遺物の宝庫でもあったのだ。

そんな「アビス」に潜る物を「探検家」と呼び、危険を冒してでもそれだけ遺物に価値があるという事だった。そんな中で探検家見習いである少女「リコ」はアビス捜索中謎の生き物の奇襲に合うのだが、謎の熱線により救われる。熱線の方をたどってみると、そこには少年のようなロボットが横たわっているのであった。

[作品の推し所・感想]

「メイドインアビス」表紙のイラストを見てわかる通り、とてもかわいい絵柄をしています。こんなにかわいい絵柄なら内容もゆるくかわいい物なんだろうな、とそんなことを思って読んでいると絵柄と内容のギャップに驚いてショックを受けてしまいます。

主人公である少女の「リコ」とロボットの「レグ」がアビス奥深くにいるとされる母親を探しに行くというのが大まかな序盤の流れなのですが、とにかく個々の道具や生き物の設定がこっており、なおかつ残酷な描写が目白押しなのが「メイドインアビス」のキモの部分といえるでしょう。

このアビスという穴は第一層から第七層、そこから先の「深界極点」と呼ばれる階層に分かれており、アビスに下っていくだけなら危険な生き物や環境を覗けば危険性は皆無です。ですが、アビスの深い階層から上に戻ろうとした瞬間、アビスの恐怖が始まります。アビスは上に戻ろうとすると何かしら人体に有害な影響を冒険者にもたらします。それは階層が深ければ深いほどひどい物となっていき、第七層から上の戻ろうとすれば、冒険者に確実な「死」をもたらす恐ろしい穴なのです。

アビスから戻ってきた生還者は皆何かしらの体の不調を抱えており、アブス深層に潜った冒険者はことごとく現役を引退しているほどです。そんなアビス内ではリコとレグは頼りになる仲間や残虐非道な人間との出会いに助けられたり打ちひしがれたりするお話です。中には取り返しのつかない罪を犯した人物の登場は二人の価値観に大きな衝撃を植え付けられてしまうショッキングな出来事です。

これは「王道」とはかけ離れている、「外道」をモチーフにした二人の冒険活劇ストーリーです。このようなかわいらしい絵でこんなえげつない設定を描くことは、なんというか人を選びます。ですがこのギャップが面白さの否決であり、読者を夢中にさせる魅力を含む傑作です。

物語もとてつもなく面白いので読んでみる価値は十分にあるのです。